お肌のこともっと知ってください！

ＨＯＭＥ > お肌のしくみについて

お読みいただく方に

このページを見ていただきまして、ありがとうございます。
そこでお願いがあります！

まず、これまでの常識を忘れてください、そして私の『アトピーとお肌のこと』についてのお話しを聞いていただきたいのです。

インターネットをはじめとしていろんなメディアでは、「アトピーとかお肌」についての情報があふれています。でも、本当でしょうか？

これからお話しする『アトピーとお肌のこと』についての内容は、少しでも皆様のお役に立てればという私の強い思いを込めて書きます。

しかし、特に市販入浴剤、一般的な食生活については、厳しいお話しもあると思います。

もしかしたら、あなた様の思いと違うことがあるのかもしれません。

これから私が書くお話につきましては、あなた様ご自身で判断して、少しでもあなた様のお役に立てればと思います。

いつでもご意見がありましたら遠慮なくご連絡ください。

『肌の健康』を理解するために、まず肌がどんな仕組みになっているのか？ということを簡単に勉強しましょう。

皮膚は表面から
「表皮」
「真皮」
「皮下組織」
の３層から構成されています。

そして、
表皮と真皮を合わせた厚さは「約1.4ミリ」になります。
全体の皮膚の重さは、

なんと・・・
「約4キロ」あるんです！
「4キロ」ってすごいですよね。
その中でも、きれいな肌を作り出すのは「表皮」の働きです。
「表皮」は手のひら、足の裏を除き４層で構成されています。

それは表面から、
「角質層（かくしつそう）」
「顆粒層（かりゅうそう）」
「有棘層（ゆうしそう）」
「基底層（きていそう）」です。

肌の一番下の「基底層」で新しく作られた細胞は、皮膚表面に向かって徐々に変化しながら押し上げられて、「垢（あか）」となってはがれ落ちていきます。

これがいわゆる「新陳代謝（しんちんたいしゃ）」です。

この新陳代謝の周期は、一般に２８日間で健康状態がよければスムーズにおこなわれます。

また、１日のサイクルの中では、夜の１２時から夜明けまでが肌の新陳代謝がピークを向かえます。

だから肌のためには夜更かしや、乱れた生活習慣は大敵になります。

汗腺（かんせん）や皮脂腺（だっしせん）も、大切な役割を持っています。

それは皮膚の潤いを保つための、水分（汗）や角質層の補強をする皮脂（ひし）を分泌（ぶんぴつ）し、老廃物を取り除くなどの、排泄機能を持ち皮膚を正常に保つ大切な働きをしてくれるのです。

この水分や皮脂は、皮膚の表面で自然に混じり、皮脂膜という天然のクリームになり肌を包みこんでくれるのです。

そして、この皮脂膜は弱酸性（ＰＨ４．５～６．５）に保たれていて、肌を滑らかに整えて、大切な水分の蒸発や細菌の繁殖を防いでくれています。

実は、
皮膚の上には常在菌といって常に多くの細菌類が住み着いています。

しかし健康な肌であれば上手に共生できるようになっています。

この時大事なのは、皮膚が弱酸性であると言うことなのです。

弱酸性で守られている皮膚は善玉菌がしっかりとテリトリーを守っていて、悪玉の細菌の繁殖を防いでくれているからです。

だから、傷がついていない皮膚の上では、黄色ブドウ球菌などの悪玉菌におびえることはないのです。

では、アトピーについて基本的なお話をしましょう。
それは、次の項でお話します。