アトピーと肌の関係について、学びましょう

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アトピーと肌の関係

では、アトピーと肌の関係について、学びましょう。

アトピー性皮膚炎と肌の関係!

それは、皮膚のバリア機能の低下という側面です。

これは、皮膚の乾燥という症状と関係しているものです。

肌の基礎知識でもお話したことですが、皮膚の一番上には角質層という薄い膜があります。

この膜のおかげでわれわれは内側の水分を保ち、外からの刺激にも耐えられるわけで、 この膜がなければ生命の維持は困難なくらい重要なものです。

角質層の中でバリア機能に重要なのはセラミドという脂質ですが、 アトピー性皮膚炎の方の角質層ではセラミドが減っていて、 バリア機能が落ちていることがわかっています。

したがって、アレルギー炎症云々の前に、 むしろこのバリア機能の低下が根本的な問題です。

その結果、通常は入ってこない物質が入ってくるから 異常なアレルギー炎症が生じるという考え方もできます。

現在のところ、どちらが原因か結果かはまだわかりませんが、 これはアトピー性皮膚炎における遺伝的な素因は、

IgEを産生しやすい素因なのか、
セラミドが少ないという素因なのか、

という根本的な問題にもつながってきます。

アトピー性皮膚炎の症状

普通は幼小児期に症状が出てきて、その症状は年齢とともに変化していきます。

乳幼児期には顔面、頭部などにジュクジュクした湿疹を生じますが、 学童期には肘、膝の裏などを中心にカサカサした湿疹がみられるようになります。

かゆみも強く、引っ掻き傷がたくさんみられます。

合併症として、IgEが病気に関係する他のアトピー性疾患、 すなわち喘息(ぜんそく)やアレルギー性鼻炎を伴うこともあります。

また、皮膚のバリア機能低下の結果、とびひ、みずいぼ、 単純ヘルペス(カポジ水痘様発疹症)など様々な皮膚の感染症がみられます。

眼の合併症も重要で、眼のまわりの湿疹を繰り返し叩いたり擦ったりする刺激により、 網膜剥離(もうまくはくり)や白内障が生じます。

次は、アトピーと入浴の深い関係をお話します。

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